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朝礼で話したくなる人材育成1分間コラム「褒められても嬉しくない時」

人を育てるうえで褒める事は大切です。
しかし、ただ何でもかんでも褒めればよいと言うわけではありません。
では、褒められても嬉しくないのはどんなケースでしょうか。

①人格(性格・考え方・習慣)に問題アリの上司に褒められたとき

人間的に尊敬できない上司に褒められた時
その褒められる内容によって嬉しさがかわってくるのではないでしょうか。

例えば、営業力はずば抜けているけれど、
それ以外の部分は全然ダメという上司がいたとしましょう。
その部下は、営業姿勢につて褒められたら悪い気がしません。
しかし、それ以外の点で褒められても嬉しいとは思わないのではないでしょうか。

つまり、マネージャーの人格に問題がある場合は褒める効果は限定されてしまうのです。
ですから、マネージャー自身が自分の人格・人間力を高めておけば
何を褒められても部下は嬉しく感じ、褒める効果が高まるのです。

もし、あなたがいくら褒めても部下が動かない場合
あなた自身に問題あるかもしれません。

素直に、謙虚に、自分のことを
一度よく振り返ってみてはどうでしょうか。

②自分のレベルよりも低いことを褒められた時

もしもあなたが、
「ひらがなが読めてすごいね」と褒められたとしましょう。
きっと、この人は何を言っているんだ?と面食らってしまう事でしょう。

程度の差はあったとしても
既に自分ができていて、当たり前に感じていることを褒められたら
逆に私がこんなこともできないと思っていたのかとバカにされていると感じます。

もちろん、中には出来ている事もすべて褒められることを喜ぶ人もいます。
私はそういう人はあまり向上心がないのだなと思っています。

③自分の手柄ではないことを褒められた時

自分が発案したことや実行したことではないのに
さも自分の功績かのように褒められたり持ち上げられたりすると
まっとうな感覚の持ち主であれば褒められたことに居心地の悪さを覚えます。

褒めている上司に対しても
この人は何もわかっていないんだなと思い、がっかりすることでしょう。


ここに挙げた3つのケースのような褒め方を
あなたはしてしまっていないでしょうか?

Human Ability Development ヒューマン・アビリティ・デベロップメント