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朝礼で話したくなる人材育成1分間コラム「任命時の勘違い」

自分から「リーダーになりたい」そう言ってきた人をリーダーに引き上げたりしてはいないでしょうか。
あるいは、日頃からお客様にも同僚にも信頼されている人にも関わらず、本人がリーダーになりたくないと言っているからという理由で、優秀な人材を留め置きしたりしてはいないでしょうか。

このように本人のやる気だけでリーダーを誰にするかを判断しているマネージャーは、本人のやる気の問題を取り違えていると思います。

仕事においてやる気とは確かに重要な要素です。
しかし、リーダーの任命のようにその結果によって影響を受ける人が多くなることは別です。
やる気は十分にあるけれど能力や人望がない人に任せるとその下で働く人たちが不幸になります。

人の上に立つリーダーや役職者は周囲からの人望や性格、考え方、習慣などが優れているかをよく見て判断しなければなりません。
それらがリーダーを務めるのに十分優れているようであれば自分がリーダーになったらどんな風にしてお客様に喜ばれ部下たちが活躍できるようにしていくかプレゼンをしてもらうと良いでしょう。
そのプレゼンテーションが理論的かつ具体的なものならその人はリーダーとして大いに活躍してくれるはずです。

もし能力は十分にあってお客様に喜ばれているのにリーダーになるのを尻込みしているような人がいたら
リーダーを経験することはあなたのキャリアにとって必ずプラスになるよ
成長できる大きなチャンスなんだよ
リーダーになったらもっと毎日やりがいが感じられるよ
一回チャレンジしてみたら
といった具合にいろんな角度からリーダーの魅力を語り本人をやる気にさせていくのがマネージャーの仕事だと思います。

尻込みしているくらいの慎重な人のほうがリーダーになってから成功する確率が高いのですが。
もし、今リーダーに任命しようとしている人がいるのならその人のやる気あふれる態度だけに惑わされていないかその人物がリーダーとして十分な資質を備えているといえるのかをじっくり考えてみてください。

Human Ability Development ヒューマン・アビリティ・デベロップメント