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朝礼で話したくなる人材育成1分間コラム「仕事の意味」

部下に仕事を命じる時には
その仕事の意味を理解させなさい

と、多くの人が言います。
果たして本当にそうなのでしょうか。

あなたの仕事は会社がそこに向かっていく為に
必要な仕事なんだと共感してもらうことで、
従業員は意欲的に仕事に取り組んでくれるだろう
という理論です。

いちど、この考え方を疑ってみた方が良いと思います。


人間は、仕事に意味があることに納得するかしないかに関係なく
今までの行動習慣を基にした「現状維持バイアス」が働くからです。


「現状維持バイアス」というのは
変えたくないものは変えたくない、とにかく現状のままがいいという
現状を現状のまま維持しようという無意識化における心理欲求です。


このバイアスが外れない限り
人は動きません。

例えば、健康の為に禁煙しなければいけない、ダイエットをしなければいけない
と、理解していても、ついついタバコに手が伸びる、お菓子に手が伸びることと同じです。


逆に、何か作業をするたびに
この作業はなにか意味があるんだろうかと考えると
 ↓
なんでこんな仕事をしなくてはいけないのか
 ↓
こんな仕事をしても結果は出ないから、意味がない

と、行動できない理由や、行動しない意味も考えてしまいます。


心の中ではやらなくてはいけないことが分かっていても

自分がどんなに頑張っても結果なんて出せない
結果がでなくても自分のせいではないと思う

そんな言い訳をしてしまい
行動に移さなくなっていきます。

仕事の意味を考えてから作業すると
心身ともに疲れませんか?

だからこういう風に考えるのです。


仕事の意味を理解するから、仕事に打ち込める
 ↓
仕事に打ち込むからこそ、その仕事の意味を理解することができる


時間とは、未来からながれてくるものです。

その仕事の意味、仕事をする理由は
やりきって初めて理解できるものなのです。


ひたすら行動し、目標達成する。
そのゴールに至った人だけが

「あ、そうだったのか」

と、気づけるものです。


行動する前に想像した「仕事の意味」と
体験的に獲得した「仕事の意味」

両者の質量がどれほど違うのか
それはひたすら行動して目標達成したことのある人だけが
知っていることです。


株式会社ビジネスグランドワークス

Human Ability Development ヒューマン・アビリティ・デベロップメント