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「ミスと失敗」

仕事でいろんな会社へうかがっていますと、

絶対にミスが許されないことをしている会社があります。

 

たとえば、医療、インフラ(鉄道やガス、石油)、ITインフラ(携帯電話)…

つい最近、私も大規模障害で携帯電話が使えなくなり、大いに困りました。

 

また、一つのミスが人の運命を左右し、

大事故へとつながってしまう恐れがある仕事があります。

それらは細心の注意を払って、ミスを回避しなければいけません。

 

ところで、

「失敗があるから成長できる」と言うと綺麗事のように聞こえてしまいますが、

どういうことでしょうか?

 

失敗という経験を自らすすんで行なって、経験を糧にして、次回の行動に

活かすということですが、“失敗を活かす”という点について掘り下げて

考えてみました。

 

1.「失敗に気付く」

そもそも失敗をしたことに気付かないと活かせません。

同じ失敗を繰り返さないために、周囲からのアドバイスに耳を傾け

ギャップに気付くことが大切です。

 

2.「失敗を認める」

自分がしてしまった失敗の“事実”を認めることで、解決策を考えること

ができます。自分の主観で物事を見て、頑固に自分の見方に執着して

いては、自分の失敗を認められません。

 

3.「原因を考える」

失敗した原因を突き止めることで、効果的な対策を考えることができます。

業績が悪い(結果)のは、それまでの活動(原因)があってのことです。

活動(原因)を見直さない限り、業績(結果)が良くならないのは当然

のことですよね。

 

4.「実行する」

勇気をもって改善を進めます。面倒だと思い後回しにすれば、

機会損失が多くなってしまいます。「何もしない」ことが最大のリスクである

と考えれば、行動を起こしやすくなります。      

 

5.「継続する」

諦めずに「原因」を考え直して行動を続けるその先に、成功があります。

とくに仕事は、たった1回で成功できるほど簡単ではないことのほうが

多いようです。しぶとくやることが成功への鍵です。

 

皆さんはどこで躓いていますか?

失敗をしたからダメではなく、失敗を活かすことが次に繋がります。

マネージャーは「ミスを回避し、失敗を活かす」2つの観点をもちたいものですね。

Human Ability Development ヒューマン・アビリティ・デベロップメント